津本陽、和歌山市出身の歴史小説・剣豪小説のベストセラー作家

えかわ書店の店長(このブログの管理人)は、和歌山市に生まれて71歳の今まで、和歌山市に住んでいます。

作家の津本陽さんは、直木賞を受賞された頃、和歌山市の和歌浦に住んておられました。

ちなみに、津本陽さんが「深重の海」で直木賞を受賞されたのは、1978年です。

 

1970年代・1980年代と、和歌山県の各市町村や和歌山県・和歌山県警察では、歴史編纂室を設置して、和歌山市史・和歌山県史・和歌山県警察史などの編纂をしていました。

その歴史編纂室で勤務する職員にとって、歴史小説や剣豪小説が得意で直木賞作家である津本陽さんが、自分たちの歴史編纂室に来室されて自分たちと歴史や小説の話をしてくれるのは大変名誉なことでした。

 

で、ある歴史編纂室に津本陽さんが来室された時の話です。

どこの歴史編纂室も、相当量の歴史資料(大半が文章資料)を収集保管しています。

その資料の一つ、10ページ~20ページで1冊になっている資料をパラパラと読んで、「これ一冊で長編小説を一つ仕上げることができます」と語っていたのがものすごく印象に残っているという話を、歴史編纂室で勤務している知人から聞いたことがあります。

小生も、津本陽さんという作家の創造力に、ものすごくびっくものです。

 

この本は、堺雅人さん主演で、2011年にNHK制作の連続ドラマ「塚原木伝」の第1回放送を観て、あらすじが早く知りたくてアマゾンで購入しました。剣豪小説です。

 

主人公は織田信長、この小説が日本経済新聞で連載されていた頃、小生(えかわ書店の店長)は、何故か日本経済新聞を購読していました。単行本がベストセラーになっていたのも知っています。

しかし、小説は文庫本で読むと決めているので単行本は購入していません。

ですから、この本を読んだのは、2000年代、50歳代前半だったと記憶しています。歴史長編小説です。

 

織田信長とくれば、次は豊臣秀吉です。「下天か夢か」に続いて全巻読みました。

津本陽さんが描く徳川家康の物語「乾坤の夢」は、まだ読んだことがありませんが、読みたいと思っています。