五木寛之、1970年、週刊読売が「現在の英雄」と題して特集

作詞家を経て『さらばモスクワ愚連隊』でデビュー。『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞受賞。

直木賞を受賞した1967年(昭和41年)の春から秋にかけて、週刊平凡パンチに連載した小説「青年は荒野をめざす」、同じく1967年(昭和41年)の春から、翌年1968年(昭和42年)の春にかけての1年間に渡って週刊読売に連載したエッセイ「風に吹かれて」が、当時(昭和40年代)の若者たちに大うけしていたのを覚えています。

 

小説雑誌に寄稿した小説を何作品か集めた単行本を出版すると、必ず10万部以上の売れるので、1970年の何時だったか忘れたのですが、当時、読売新聞社が発行していた週刊読売が、「現在の英雄」と題して五木寛之特集を組んでいたのを覚えています。

 

えかわ書店の店主が高校2年生だった頃、フォーククルセダーズの歌う「青年は荒野をめざす」を深夜放送で聞いて、クリスマスのころに、書店で「青年は荒野をめざす」を購入しました。

文芸春秋から発行されていた単行本で、本の価格は290円だったと覚えています。

何故、覚えているのかと言うと、単行本としての価格が、当時の単行本の価格相場よりも相当に安かったからです。

ちなみに、「風に吹かれて」も単行本で読んだのですが、その価格は400円台だったと記憶しています。

 

 

 

 

もちろん、五木寛之のデビュー作品「さらばモスクワ愚連隊」も、直木賞受賞作の「蒼ざめた馬を見よ」も読んでいます。

どちらも、単行本で読んでいます。