和歌山市で暮らして来ました。これからも・・・

生まれてから65歳の今まで、和歌山市で暮らして働いて来たエカワ珈琲店の店主が、地元の話題を綴っています

小さな喫茶店が登場する街物語

ある地方都市を観光(一人旅)で訪れた30代の独身女性、駅前の小さな喫茶店でひと休みしようと店内に入ります。

その喫茶店は込み合っていて、カウンター席に1つだけ空席があるだけでしたから、その席に座ります。

 

すると、隣の席には、ハンサムな中年の男性が座っています。

翌日、街中を散策していて、街中の小さな陶芸工房に立ち寄ります。

そこで、昨日の小さな喫茶店で、隣のカウンター席に座ってコーヒーを飲んでいたハンサムな中年男性と再会します。

 

30代の独身女性は、そのハンサムな中年男性の案内で街を観て回るうち、彼に心が魅かれて行きます。そして、2人の物語が、偶然に出会った小さな喫茶店を中心に展開されて行くわけです。

というような絵になる街物語ですが、大勢の人が集まって来て、たくさんの人生が錯綜している場所が存在していなければ成立しないのだと思います。

 

そのような場所のひとつとして、喫茶店があるのだと思います。

そして、そのような街物語は、世界中のあちらこちらで見聞きできるのですが、必ずと言っていいほど、喫茶店という場所が登場するわけです。

 

喫茶店の登場する街物語の成立する街は、活気のある街なのだと思います。

 

昭和の時代の日本ですが、小説・映画・ドラマ・流行歌の歌詞に、頻繁に喫茶店が登場していました。

 

そして、その時代、大都会も地方の都市も、経済成長の恩恵に欲していたわけです。

2010年頃の地方都市(県庁所在地クラス)ですが、まったくと言っていいほど、喫茶店に元気がありませんでした。

街物語が成立する条件が、存在していなかったのかもしれません。

 

2015年の地方都市ですが、喫茶店に元気がある町と元気の無い町が存在しているように思われます。

街物語が成立する町と、街物語が成立しない町が存在しているのだと思います。

 

エカワ珈琲店の立地する和歌山市は、人口30数万人の地方都市で和歌山県の県庁所在地です。

スターバックスコーヒー、ドトールコーヒー、ターリーズコーヒー、こめだ珈琲店などの喫茶店チェーンが進出して来てお客さんを集めているようですが、地元の喫茶店やカフェは、元気が不足しているように感じられます。

 

地方の町で全国チェーンの喫茶店が街物語の舞台になるのは、ちょっと難しいわけですから、地元の喫茶店・カフェがもう少し頑張る必要があるのだと思います。

元気な喫茶店やカフェが日常風景として存在していて、地方の町での街物語が成立するのだと思います。

 

  

ということで、エカワ珈琲店も、老骨に鞭打って、テイクアウトと立ち飲みの喫茶店にもう一度挑戦してみようかと考えている今日この頃です。

何といっても、和歌山市のシンボル和歌山城の周辺地域で珈琲商売を営んでいるわけですから。 (事情があって、もう少しだけ時間が必要かもしれませんが・・・)