和歌山市で暮らして来ました。これからも・・・

生まれてから65歳の今まで、和歌山市で暮らして働いて来たエカワ珈琲店の店主が、地元の話題を綴っています

和歌山市雑賀屋町、エカワ珈琲店周辺の街の構造

和歌山市の中心的な消費地ですが、おそらく、和歌山市の中心市街地と呼ばれている地域から、和歌山市の郊外と呼ばれている地域のショッピングモールに移動しているのだと思います。

特に、昨年(2014年)の春頃からは、和歌山大学の近くに開業したイオンモール和歌山が、和歌山市の中心的な消費地になっているように感じています。

 

その昔、繁栄を謳歌していた和歌山市の中心商業地では、中心市街地振興の行政担当部署と民間のグループがタッグを組んで町おこしのイベントを開催しているようですが、五感で確認できる効果は現れていないようです。

それほど多額の予算では無いかもしれませんが、そこそこの予算を投入して、地方公共団体の担当部署と民間グループが知恵を出し合って頑張ったとしても、郊外型商業施設の運営管理能力に太刀打ちできないということなのかもしれません。

 

 

マーケティングと生活世界 (MINERVA現代経済学叢書)

マーケティングと生活世界 (MINERVA現代経済学叢書)

 

 【参考までに】

石井淳蔵さんの「マーケティングの神話」は平成の初期、吉村純一さんの「マーケティングと生活世界」は平成の中頃の作品です。

この2冊のマーケティング書を読んで、中心商業地衰退のメカニズムを理解することができました。

マーケティングの神話 (岩波現代文庫)

マーケティングの神話 (岩波現代文庫)

 

 

消費者数も消費者の消費する金額も一定なのだとしたら、面白くで楽しく買い物のできる商業施設にお客さんが流れて行くのが普通なのだと思います。

中心商業地から郊外型商業施設に消費者の関心が移動するのを防ぐのは、まず無理だろうと、エカワ珈琲店は考えています。

 

エカワ珈琲店の周辺は、和歌山県庁や和歌山市役所などが立地している和歌山市のビジネス街なのですが、和歌山県庁近くの商店集積地でも、かつての勢いが無くなっていて、商店を取り壊した後の空き地が目立っていたりします。

何万人かの人が働いていると思われるビジネス街でも、その昔と違って、簡単に店舗商売が成り立たなくなってしまって、店主の高齢化で閉店する店が目に付くようになっています。

 

築年数の長いビルでは、空き店舗、空き室が目立っていて、昼間の飲食需要だけをターゲットとしている喫茶店などは悲惨な状況で、「ちょっと一杯」需要をターゲットとしている飲食店だけが頑張っているように見えるのですが、10年前、20年前と比べると、賑わいが相当に劣っているように見えます。

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市会議員、県会議員を長年勤めあげて、最近、政界を引退された古くからのお客さんは、「この場所で、まだ、個人商売を続けている何て、大したものだ」と励ましてくれます。

一般的には、「ちょっと一杯」需要をターゲットする飲食店以外は、なかなか個人商売が成り立ち難い立地になっているのかもしれません。

 

エカワ珈琲店の場合、製造拠点(商売の拠点)として現所在地で商売をしているので、 立地商売を営んでいるわけではありません。

ですから、別に「大したもの」では無いのですが、個人経営で立地商売を営んでいる店舗も、少しですが残存しています。

それは、「すごいこと」なのだと、同じ立地で商売をしているエカワ珈琲店には理解できます。

 

エカワ珈琲店は、自家用自動車を所有していません。

買い物は、自転車とインターネットを利用する通信販売に依存しています。

インターネットを利用する買い物は楽しくて便利なのですが、自転車を利用する買い物は、相当な労力と時間を必要とします。

 

和歌山県庁や和歌山市役所が立地していて、ビジネスホテルも何軒か営業していて、和歌山市観光の目玉になっている和歌山城が近くにあるのに、自動車が使えなければ、相当に不便を感じる構造になっているわけです。

都会ではやっているフィットネス通いなども、自動車を所有していなければ、まず無理なわけです。

 

何年か前までは、空き家の多さが目立っていたのですが、最近は、その空き屋が取り壊されて、新築の家が建ってきています。

新しく分譲マンションも建設されています。

 

エカワ珈琲店の立地する和歌山市雑賀屋町ですが、将来、生活に便利な街に変貌する可能性があるのかもしれませんが、現在(2015年)のところ、自動車を利用できなければ、相当に不便な街なのだと思います。

「自動車を利用できなければ不便」なのは、和歌山市という町全体の社会的構造なのかもしれません。