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和歌山市で暮らして来ました。これからも・・・

生まれてから65歳の今まで、和歌山市で暮らして働いて来たエカワ珈琲店の店主が、地元の話題を綴っています

夢見る世界

観光と歴史

紀伊山地の霊場と、その参詣道は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
参詣道というのは、熊野古道のことです。
私(エカワ珈琲店の店主)は、高野山や那智大社、速玉大社といった霊場には参詣に行ったことがあります。しかし、熊野古道を歩いたことがありません。

 
10年ほど前、『萬晩報』という個人(共同通信の記者の方)が運営管理しているニュースサイトで、熊野古道に関する記事を読んだ記憶があります。
題名は、『伊勢国酔夢譚、熊野の見えるもの(2004年10月30日)』です。
 
紀伊山地の霊場や熊野古道という言葉には、幽玄とか森閑という暗いイメージがあるそうです。
しかし、実際に歩いてみると、そのイメージとは、相当にかけ離れていて明るいのだそうです。
 
遠い昔、古代の人たちは、苦労して山道を越え、南紀の海岸から見える光輝く景色に接することで、生きる勇気を湧き起こす、熊野詣とは、そんな夢見る世界ではなかったのか、と書いてあります。
 
エカワ珈琲店のお客さんに、30何年間、東京で暮らしてから、和歌山に引っ越してきた方がいます。
その方いわく、和歌山市は、実に不便で何にもない町なんですが、その何にもない不便さが、実にすがすがしいのだそうです。
 
高速に乗れば、1時間もあれば大阪の市内に行けますよ、と声をかけると、せっかく都会の雑踏から逃れてきたのだから、当分の間、都会に行きたくないとのことでした。
和歌山の自然には、何故か明るさがあって、この明るさの中で暮らしていると気分爽快になるらしいのです。
 
生まれてから半世紀以上、和歌山市で暮らしてきた私などには、まったく理解できないことですが、もしかしたら、大都会から和歌山市に来れば、そのような気分になるのかもしれません。
 
和歌山市で気分爽快になるのなら、南紀に行けば、もっともっと気分爽快になれるはずです。
古代の熊野詣の旅は、古代人の命を洗濯する旅だったのかもしれません。

 


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