読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

和歌山暮らし

和歌山在住60数年の零細生業ハパママ店経営者が、和歌山の日常を発信しているつもりです

地方都市の時代にならなければ

コラム

内燃機関・蒸気機関の発明という産業革命の結果、大量生産・大量消費という産業社会が成立しました。

大量生産・大量消費の社会では、人口が分散しているよりも、一箇所に人口が集中している方が効率がよいわけですから、自然と大都市に人口が集中してしまいます。

 

日本の首都圏は、国土の5%ほどの土地に人口の4分の1以上が集中していて、理想的な大量生産・大量消費の中央主権型産業社会を形成しています。

テレビ・新聞・雑誌といったマスコミは、東京に集中していて、東京発の情報を全国に発信しています。

そのマスコミの強大な力によって、嗜好が均一化されて、大量生産・大量消費社会が形成されているのだと考えています。

 

首都東京には、日本の70%の大企業が本社を置いていて、工場は地方、本社は東京という状況ですから、地方の富が東京に吸収されるという構図になっています。

そして、東京に集められた富は、税金という形で回収されて、地方に再分配されていたのが、今までの日本だったのだと理解しています。

 

しかし、地方分権が進行すれば、その再配分の構図が崩れる可能性があります。

というよりも、インターネットの普及でグローバル化している国際社会では、産業社会から情報社会に移行していかなければ取り残される可能性があるわけですから、その構図を崩す必要があるのだと思います。

 

誰でもが情報を発信できる情報社会は、多種多様な価値観が存在する分散化社会になると考えます。

多数の人の創意工夫によって、社会が発展していく時代になって行くのだろうと、夢見ているわけです。

人口の集中している地域で、創意工夫を実現しようとすれば、コストが高くなります。

人口の少なすぎる地域では、創意工夫をしようとする気持ちを、なかなか持つことができません。

 

そこで、和歌山市のような中堅地方都市にも、希望が出てくるのだと思います。

人口が集中しているわけでもなくて、過疎化しているわけでもないわけですから。

世界のIT産業で有名な町というのは、人口の集中している大都市ではなくて、ほとんどが、適度な人口を擁する町です。

 

それに比べて、日本のIT産業は、東京に集中しているのですから、今のところ日本は、情報社会化されていないのかもしれません。

そうだとすると、地方の町にもチャンスが存在しているということになります。

 

身びいきかもしれませんが、和歌山市は、国際空港まで車でハイウェイを走って30分、和歌山市と周辺の町を合わせた人口が五十万人弱、市内からちょっと外に出れば、自然を満喫できるという、最適の条件を備えた町なのではと考えるているわけです。

 

【参考】

2007年6月10日に書いた記事の再掲です。

 

【参考図書】

『ウェブ社会をどう生きるか』岩波新書・西垣通

 

ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書)

ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書)