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和歌山市で暮らして来ました。これからも・・・

生まれてから65歳の今まで、和歌山市で暮らして働いて来たエカワ珈琲店の店主が、地元の話題を綴っています

お弁当

和歌山市のお城周辺は、県庁・市役所・中央省庁の出先機関・公の文化施設、金融会社・証券会社・保険会社などの和歌山店、郵政公社やNTTの和歌山支店、地方銀行の本店などが集中している、和歌山市のビジネス街です。

 

近年、この和歌山市のお城周辺で、お弁当を売っている店が目立っています。

平日の午前中、お城周辺のビジネス街を見て回ると、使い捨て容器に詰めたお弁当を、山積みにして販売している店がたくさんあります。

 

お弁当だけを販売している店、飲食店の店頭で、自動車を利用した移動販売でといった具合です。

それ以外にも、コンビニエンスストアーや食品スーパーでも、お弁当が山積みされて売られています。

 

この光景を見て、思い出したことがあります。

もう20年以上も前のことで、その頃、何回か出張で東京に行ったことがあります。

 

会議に出席するための出張で、出張場所は、東京都千代田区の麹町です。

会議の前日に東京に到着して、麹町周辺の宿泊施設で1泊します。

会議は、午前10時半頃から始まるので、それまで時間つぶしに散策するわけです。

 

そうすると、個人の店の店頭にお弁当が山積みされていて、そのお弁当が飛ぶように売れて行くのを目にしました。

その頃の和歌山市で、使い捨て容器に詰められたお弁当が、飛ぶように売れるなんてことは、絶対に考えられないことでしたから、びっくりしてしまったという思い出です。

 

20年前の和歌山市のお城周辺のサラリーマンたちは、お昼ごはんは飲食店でゆっくりと、その後は喫茶店で休憩するというスタイルが普通でした。

都会と違って、ゆっくりと時間が流れていたわけです。

 

20年という時間が経過して、ここ和歌山市でも、サラリーマンたちが時間に追われるようになって来て、その結果としてお弁当が売れているのだと思います。

お弁当については、東京での現象が和歌山市に到達するのに、20年近く必要だったわけですが、これからは、情報網・交通網の発達がその時間をもっと短縮していくのだと思っています。

 

和歌山市のような、ちょっとだけ発達した田舎であっても、都会なみのスピードで商環境が変化して行く時代になりつつあるみたいです。

僅か1年か2年で、お城周辺の飲食店が壊滅状態になりつつあるわけですから。

 

で、インターネットで現在の東京の昼食事情を調べてみると、霞ヶ関の大きなオフィスビルなんかでは、お弁当屋さんからお弁当を仕入れて、店頭で販売している店があるみたいです。

 

エカワ珈琲店も、和歌山市のビジネス街に位置しているのですから、ちょっと早起きをして、店頭で仕入れたお弁当を販売しようと考えれば、仕入先を見つければ可能なわけです。

 

今のところ、そういう商売をしてみたいとは思いませんが、ちょっと考えれば、食べるに困ることがないと、安心することができた次第です。

 

【2007年11月11日】